大貫妙子さんの「The Universe」ではアルバムの全曲がかかることが多くて、このコンピレーションも丸々選曲されていました。それぞれいい曲ばかりだったので、せっせとサブスクでプレイリストに入れようとしていましたが、余りにもいいので「これはCDを買わねば」と思い手にした次第。しばらく入荷に時間がかかったので、同じように本作を手にした方も多かったのではないでしょうか。
パイド・パイパー・デイズの長門芳郎氏による選曲のコンピレーション第2弾で、第1弾の楽曲も「The Universe」でかかっていましたが、こちらの方が粒立ちが良かったような気がします。
基本的には60年代のソフトロック中心の選曲、という感じがしますが、以前にパレードやロジャー・ニコルズを聴いた時のような爽やかな感覚が聴いている中でも込み上げてきます。どの曲も程よく躍動的でメロディがいい。しかしながら単独で突き抜けている感じではなく、総体で迫ってくる感があります。これが選曲集というものでしょう。
ジャケットも良くて、長く聴き続けるのはもってこいの内容。この時期クリスマスにも合いそうな内容ですね。