プリファブ・スプラウト『From Langley Park To Memphis』


ずっと探していたプリファブ・スプラウトの紙ジャケ再発盤を立て続けに見つけたので手にしました。こちらは88年リリースの4作目。

 

一番最初にプリファブ・スプラウトを聴いたのがポッパーズMTVでの「Cars And Girls」のPVでしたので、ひときわ本作は印象に残っています。いやあ「Cars And Girls」はいつ聴いてもいい曲ですね。この爽やかな勢いは無敵だと思います。

 

即座にアルバムを手にして聴いてみたところ、意外と他の曲がねっとりと抒情的で、多少肩透かしを食らったようなところがありました。今では基本的にパディ・マクアルーンという人の資質がそうした抒情性にあることが分かっているので、単純にいい曲の連続体として楽しめますが、やはり当時は「Cars And Girls」が突出していた。

 

プロデュースがトーマス・ドルビーという今となっては意外な選択ですので、音の質感はパキッとしたところも見受けられますが、基本はエヴァーグリーンでとにかくいい曲が沢山入っているアルバムです。