86年に出たこのアルバムはピーター・バラカンがポッパーズMTVで新作PVが出る度に番組で紹介していたので強く印象に残っている。丁度今南アフリカでワールド・カップが開催中だが、それより四半世紀も前に現地に赴いて向こうのミュージシャンと邂逅した当時としては画期的な作品。でも自分にはPVの印象が特に強いアルバムなので、懐メロ感覚で聴いた。
『The Boy In The Bubble』『Homeless』とどれも良かったが、『Diamonds on The Soles of Her Shoes』が一番好きだったかな。録画して何度も見たなあ。『You Can Call Me Al』のサビはどこかで聴いたと思ったら小沢健二だった。参考にしたんでしょうね、きっと。パクリが多いと言われる小沢健二だが、それ以上に歌の力が勝っているのであまり紛い物という気が自分はしない。復活も良かったみたいだし。
この『Graceland』は基本いい曲だらけだが、いかんせん当時のCDなので音が悪いのが玉に傷。まあ500円だから仕方ないが、音圧が低いと聴きごたえがないので繰り返し聴かなくなってしまうのが良くない。