ビート・クラブVOL2 1968-1970 Disc 6

f:id:tyunne:20181023190153j:plain

70年に入ってやっとのカラー化。やっぱり何となく感動してしまう。初っ端はハンブル・パイだ。かっこいいねえ。

それにしても挿入される取材内容は意味不明だ。ドイツ人のハゲ事情やSEX特集等どうでもいいじゃないか。果たして世相を斬っているつもりなのか。まあそれはよしとして、アニー・ハズラムがいたルネッサンスやコロシアム等、ここへ来てプログレというよりジャズ・ロックのようなバンドが頻出するのは生演奏可能なバンドを重視した結果か。当時のドイツの事情を探るべく、レコードコレクターズのジャーマンロック特集を見返してみたが、やはり攻勢は70年代以降だ。VOL3で出てくるクラフトワークやCANといったバンドの他にタンジェリンドリームやノイ!、ファウストといった個性的なバンドが出てくるのはもう少し先。ただCANのメンバーの話を見ていると、欧米の文化流入とは別文脈で、クラッシック、シュトックハウゼンの影響があるようだ。

何といってもキラーチューンはバッドフィンガーの『Come And Get It』だろう。何と美しいことか。

 

ジェスロ・タルを観るのはロックンロールサーカス以来だ。片足フルートで変な人だよなあ。ロックンロールサーカスもその内DVD買わなくちゃな。しかしモット・ザ・フープルの演奏ぶった切りはどうなんだろう。これアーティスト側は怒ると思うんだけど。