56年録音のリー・モーガン2作目となります。参加メンバーは下記の通り。
リー・モーガン(tp)
ケニー・ロジャース(as)
ハンク・モブレー(ts)
ホレス・シルヴァー(p)
ポール・チェンバース(b)
チャーリー・パーシップ(ds)
リー・モーガンはその後も何度か聴き返していますが、『City Lights』という作品の「Just By Myself」という曲がとても印象に残っています。この作者がベニー・ゴルソンな訳ですが、本作でもベニー・ゴルソンの楽曲が多く収録されていて、これが非常にいい。
テーマが分かりやすいですし、リー・モーガンの演奏も非常に素直で爽やかな音を出しているので、聴こえてくる音楽がとてもノスタルジックに響いてきます。いつも何となく夕暮れの街並みのイメージが湧いてくるんですが、これが一種の郷愁のようなものなんでしょう。
バックの演奏もバッチリですが、何より曲がいいのがポイント。この作品も聴き返すことでまたいい心持ちになれると感じました。