デヴィッド・ボウイ『Station To Station』

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同じ76年でもこちらはデヴィッド・ボウイです。前作が『ヤング・アメリカンズ』、次作が『ロウ』という狭間にある作品であまり目立たないんですが、中期ボウイの傑作として名高いアルバムだそうで、ずっと狙っていました。やっと中古で見つけた次第。

印象はというと地味ですね。ボウイで今のところ一番気に入っているのは『スケアリー・モンスターズ』なんですが、そこへ至る過程と捉えるともう少しロマンチックでまともな感じがします。実を言うと『ヤング・アメリカンズ』は友人へ譲ってしまい、『ロウ』に至っては売り払ってしまうという誠に失礼な扱いをしているので、この時期のボウイに造詣が深い訳でも何でもないのですが、ベルリン期のブライアン・イーノとの邂逅を聴き返してみたいと思い続けてはや何年、といった状況なので、その一発目に聴くには本作がふさわしいと思っていた次第です。

『ジギー・スターダスト』に関しても左程魅力を感じなかったということは自分にはボウイは向かないのかもしれませんが、でも気にはなるんですよね。少し寝かしてみるのも手かもしれません。