2枚目は主にリミックスの音源を集めたもの。YMOやスケッチ・ショウ、ピチカート・ファイヴに始まって、キリンジ 、ボニー・ピンク、スチャダラパーからムーンライダーズ、CHARA、NOKKOまでと、ビッグネームが目白押しのラインアップです。
恐らく制作された年代も90年代から21世紀まで様々なはずですが、驚くほど音に統一感があって、全く時代を感じさせません。音の質感が一貫している。どれも硬質でポップです。そして素材が何であってもやはりスタンスが全て一緒。このクールで抜群の安定感が活動を長く保っている理由かもしれません。
そんな中でも今回初めて聴いたアユセ・コズエの「Boyfriend」と平田志穂子の「Heartbeat, Heartbreak」という曲が特に煌びやかで良かった。テイ・トウワの場合、こうした女性ボーカルもので真価を発揮するパターンが多いような気がします。実際、自らのソロアルバムでも女性の声、ボーカルを素材として多く取り入れていますので、実質リミックスとソロ作品にほとんど境界がないように感じます。