ダニー・コーチマー『Kootch』

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ダニー・コーチマーの名前はキャロル・キングジェームス・テイラーの作品で何度も目にしていましたが、こちらは73年リリースのソロ1st作品です。先日のスカートのラジオ番組でこの作品からの曲がかかったので手にした次第。

 

聴いた印象はちょっとエコーがかかりすぎかな、といったものでした。楽曲はファンキーなテイストがまぶされたフォーク、というよりブルー・アイド・ソウル的な感じでとても良いですし、演奏力も確か。これはミックスで損をしているかもしれませんね。

 

この人はキャロル・キングとのバンド、シティの一員でしたし、セクションの一員でもあるんですね。キャリアが何気に凄まじいですが、このソロ作品はそっと差し出されたような奥ゆかしさを持っていて、とても好感が持てます。うまくいけばトッド・ラングレンにもなれたのに・・という感じもしますが。音の処理だけが残念だな。