ドナルド・バードの作品もしばらくご無沙汰していましたが、こちらは59年10月の録音。偶然にも昨日聴いたキャノンボール・アダレイのライブ録音と同じ時期にあたります。
メンバーは下記の通りです。
ドナルド・バード(pocket tp)
ジャッキー・マクリーン(as)
デューク・ピアソン(p)
ダグ・ワトキンス(b)
レックス・ハンフリーズ(ds)
ということで結構豪華。デューク・ピアソンはこれが初録音だそうです。
これがファンキー・ジャズだ、と言われてもあまりピンときませんが、比較的落ち着いた音が鳴っています。ドナルド・バードの自作曲で占められているんですが、とにかくテーマが分かりやすい。結果、とても聴きやすい音楽になっています。
音も整理されていて、あまり勢いよく聴かせるナンバーはありません。この落ち着き度合い、分かりやすさがちょっと自分にとっては物足りなく聴こえました。悪くないんだけど引き込まれない。こうなってくると最早言葉では語れなくなってしまいます。一体何が足りないんだろう。単純に好みの問題かもしれませんが、クリア過ぎてもカッコよくなくなってしまう。そんな感じがしました。何故なのかはもう少し考えてみようと思います。