サル・サルヴァドール『Frivolous Sal』


真夏の夜のジャズ』にも出ていたギタリスト、サル・サルヴァドールの56年録音作品。非常にいいですね。

 

映画ではソニー・スティットと一緒に演奏していましたが、夏の海によく似合う高めの音で、目をつぶって弾いている姿がとても印象的でした。ここでも同じような音が鳴らされています。非常に心地よい。特にテンポの早い曲がいいですね。映画と全く同じ音がしています。これは期待通り。

 

ジャズのギター作品はこれまで余り聴いて来ませんでしたが、これをきっかけに聴いていきたいと思わせる非常に爽やかで気持ちのいい音です。ピアノはエディ・コスタですが、楽器をヴィブラフォンに持ち替えて演奏するバックでギターがコード音を奏でているのも非常に印象的です。これは良いものを聴きました。