ジャッキー・マクリーン『A Long Drink of The Blues』

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ビル・エヴァンスを筆頭に、聴く対象がどうしてもピアノものに偏ってしまうので、管楽器の方で何か良さそうなものはないかと色々と聴き返していたら、このジャッキー・マクリーンドナルド・バードが耳に引っかかってきました。ということでこちらは57年録音の作品です。

 

ジャッキー・マクリーンを聴くのはこれが2作目ですが、タイトル曲の録音は前回聴いた『Makin' The Changes』と同じセッションのものからだそう。アナログでいえばA面全部を費やす20分ものの楽曲ですが、冒頭は演奏し直しのメンバー間の会話もそのまま収めていてとても楽しい音となっています。

 

しかしこの作品全体としては収録曲が全てバラードになっているので、若干ゆったりし過ぎかな、と思います。もう少し軽快な音を聴いてみたい。プレスティッジに残されたジャッキー・マクリーンの数ある作品は、同時期に録音したものを複数の作品に割り振っているもののようなので、ここはやはり片っ端から聴いてみたいと思っています。