友人から誘われて本来であれば今年に行われた山下達郎のツアーに参加するつもりだったんですが、都合により願いが叶いませんでした。来年こそは是非参加してみたいと思っています。そこで、山下達郎の作品20作をきちんと聴き直してみようと思い立ちました。
ビートルズと同じで余りにもメジャーな音楽は敢えて購入しなくても耳に入ってくるし、有名曲も多いので耳に飽きが来てしまう。そのためきちんと向き合うのが遅れてしまいます。山下達郎も自分にとってはその典型だったんですが、今回聴いてみることで何か発見があればいいかな、と思っています。きちんと聴くのはベスト盤以来かな。誠に失礼ながらベスト盤で充分だと思っていたんです。
82年リリースの6作目で、一発目から「Sparkle」というインパクトのある構成。でもやっぱり一番好きなシングル曲「あまく危険な香り」がボーナストラックで収録されているのが嬉しいかな。時期的には絶好調で音楽に勢いがありますが、思った以上に楽曲のバリエーションが豊かで、色々なタイプの曲が入っているなあ、というのが第一印象です。
しかし聴き慣れた音楽には没入度が足りなくて聴いていて邪念が入ってしまう。この辺りはやはり払拭できませんでした。これはメジャーな音楽の宿命かもしれません。
