ジョン・レノン『イマジン』

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ここらで箸休め。予想通り巷にはジョン・レノンが溢れてきているが、ここへ来て一挙に紙ジャケ再発となった。さすがに全作購入することはできないので、まずは「イマジン」と「ジョンの魂」、来週は「ロックンロール」と「ダブル・ファンタジー」を購入することにする。それでも破産寸前。

「イマジン」は実は初購入。ジョン・レノンが凶弾に倒れた頃、私は中学生でYMOに興じていた。その後植え付けられたマイナー志向でビートルズ関連は長い間無視してきた。当時は英国チャートでロキシー・ミュージックの「ジェラス・ガイ」がヒット中で何となくジョン・レノンの話題は入ってきてはいた。でも子供にはあまり関係ない出来事だった。

その後もオノヨーコがあまり好きになれなくてジョン・レノンの諸作には触れずにきたが、やっぱり曲がいいので今回を契機にきちんと聴いてみることにした。でもイマジンはほとんど知っている曲ばかりであまり刺激はない。政治色の強さがジョンのソロの特徴だったりするが、それもあまり音楽とは関係ない。曲が残ればメッセージも残り、結果として政治色も取り沙汰されるが、音と歌詞が一緒になって初めてポップスなので、メッセージありきなら他に手法はある。その辺を曲解しているのが長渕剛なので私は大嫌いだ。

「イマジン」は柔らかい。柔らかいので強いんだろう。