Pugwash『Jollity』

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Pugwashの05年リリースのセカンド。デイヴ・グレゴリー参加、かつアンディ・パートリッジとの共作曲あり。なるほどこれは、XTCの箱庭ポップを継承した作品だ。前作より音が厚くなっていて、既に成熟度を感じさせるが、勢いはファーストの方があるように思った。

2005年というと、既にXTCは活動を停止していて、アンディ・パートリッジのデモ音源を怒濤の8枚シリーズでリリースしている最中にあたる。そこでのデイヴ・グレゴリーとの邂逅があったのかは定かではないが、こんなに真面目な継承者が現れては、さぞかしアンディ・パートリッジも気恥ずかしい思いをしているだろう。

ということで完成度は高いが同時に閉塞感も感じてしまう王道の作り。このバンドが活動を続けていってくれるならば、フェイクを超えた作品を期待するとしましょう。