The Dukes Of Stratosphear『Chips From The Chocolate Fireball』

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ずっと探していたXTC変名バンドのリマスター盤が800円で置いてあったので、中島美嘉のベストと迷ったあげく、こちらを手にしてしまった。そうしたら、何と再発情報・・。こういうのが一番悲しい。

http://www.spotlight-jp.com/matsutake/mt/archives/2009/03/xtc_the_dukes_of_stratosphear.html

今回購入した編集盤はリマスターされているのが輸入盤のみしかないんだが、以前出ていた国内再発盤の音があまりにしょぼいので、つい探してしまっていた。それにしても今回の単独再発、話題にならないなあ。XTCはもう過去の産物なのかな。

因に本盤は過去に発売された2枚のタイトル『25O'clock』『Psonic Psunspot』を1枚にまとめたもの。『25O'clock』発売時はXTCの変名であることを伏せていたこともあって、謎のバンドとして話題になった。かくいう自分も知らなかったが、その強烈なジャケットの放つ印象はレコード屋でも異質だった。
そして音!サイケデリック・ムーブメントはリアルタイムで体験していないので実際の状況は把握できるはずもないが、ビートルズで垣間みたマジカルな世界は既に売ってしまって手元にないコンピレーションBOX『Nuggets』で追体験したりもしていた。13th Floor Elevatersなんかも聴いてみたり、Electric Prunesなんかもアナログを発見しては購入したりと、色々と当時の音を探ったりしてみたが、インパクトはシド・バレットに尽きるように思った。
『25O'clock』は本当に当時のバンドみたいだが、続く『Psonic Psunspot』はXTCっぽくてXTCの新譜として聴いていた記憶がある。当時西新宿のウッドストックで買ったっけな。「XTCの変名バンドの新譜ありますか?」と店員さんに聞いたら「デュークスですか?」とさらりと返されて妙に緊張した。ああ、もう「デュークス」で通じちゃうんだ、と思ってその影響の大きさを改めて意識させられた。『Psonic Psunspot』は狂ったように聴いたなあ。
ということでアマゾンで早速予約してしまったので、届いたらまた聴いてみよう。それにしてもXTCについては、ほぼ病的に手が伸びてしまう・・・。