スコラ 坂本龍一 音楽の学校 アフリカの音楽編第4回

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アフリカの音楽、最後はアフリカのポップスに触れていました。当然フェラ・クティも出てきます。

それにしても大分西洋との文化の行ったり来たりがあったんですね。古くは奴隷から始まって戦争を経由し、最終的にはヒップホップに至る。これらはすべて人によって媒介されている。フェラ・クティトーキング・ヘッズの比較を行っているのも面白かったし、何より『Riot in Lagos』がフェラ・クティに影響されて作られたもの、というのは知りませんでした。

最後に塚田健一が「最近テクノを聴き始めて、遊び心の復活を感じた」と話していましたが、技術の発展と共に原始的な方向に音楽が戻っていく、といった見方は興味深いと思います。結局、「音」というものに着目する方向に分解し切った後は行くんですね。そこにグルーヴが加わる。組み合わせの化学反応としてそれはきっと必然な訳です。繰り返しとずらしによって結果的に恍惚感が醸成される。そこにやっぱり惹かれますね。

次回からは「オーケストラ編」だそうです。振れ幅が大きいなあ。