ポール・マッカートニー『Flower In The Dart』

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89年リリースのコステロとの共作が入っている作品。う~ん、音が小さい。音が古い。もう少しいいかと思ったなあ。

今度来日するポールですが、年齢からすると最後ではないかと言われています。会社の人も1万数千円払って行くそうですが、確かに復活を遂げたポールを現時点で観ておくのはいいかもしれない。ワーハピだって二度と観れないかもしれない人達を観に行っているようなものですし。

とはいえ、80年代の暗いトンネルを抜けたと言われるこの作品を聴いて思うことは余りないですね。確かに佳曲はあるし、コステロとの化学反応は興味深くもありますが、何といっても時代を感じさせる。80年代の音というのは何故にこう古臭く聴こえてしまうんでしょうか。

コステロは当時、ポールに対して容赦なく「こんな曲はカスだ」と切り捨てたそうですが、そのあたりの刺激が本作を緊張感のあるものに仕立て上げている、と巷で言われている作品です。でも、左程のものなの?と感じてしまう。実は結構音圧によるイメージも大きい。たったそれだけで印象というのは古くなってしまうんですね。