フィニアス・ニューボーンJr.『Harlem Blues』

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こちらもラジオで紹介された作品で、69年の録音です。60年代になってくると比較的演奏も洗練されていて、この作品も非常に華麗な響きがする音になっています。

 

録音はLAでなされていて、こうした洗練さが目立つのも西海岸ならではなのかもしれないですね。気候が違うからNYとLAでは音の作り方も違ってくる。そういった解説がありましたが、確かにそうかもしれません。これは文化の違いもあるでしょうが、その文化も気候に根付くところも大きいと思うんで、恐らくは連動している。加えて時代性というところでしょうか。

 

ピアノも華麗に演奏されていますがドラムも流れるような演奏で、全体的に非常に綺麗。でも流れるようなスムースさも有していて、聴いていて幸せになる作品でした。