リトル・フィート『Waiting For Columbus (Super Deluxe Edition)』disc 5 Live At The Rainbow, London (8/2/77)

リトル・フィートのライブ盤、スーパー・デラックス・エディションの5枚目、6枚目は77年8月2日のロンドン公演を収録したもの。ここではタワー・オブ・パワーがゲストで登場します。

 

リトル・フィートは創設者のローウェル・ジョージあってのバンドであり、楽曲もローウェルのものが群を抜いている、という認識でずっといましたし今でもその固定観念から抜け出せていないんですが、こと演奏面となると全体のグルーヴはローウェル以外の楽曲であっても充分すぎるほど素晴らしく聴こえます。

 

ローウェル・ジョージが亡くなってしまうのは何とこの2年後ですので、本当にピークが短いバンドだったんだなあ、と驚いてしまいますが、いずれにせよこれだけのボリュームの音源が掘り起こされるというのは、その影響力の大きさを物語るものだと思います。

 

最初に流して聴いていた時には演奏のアラが目立つ印象だったんですが、今のところそうしたことはなくてどの演奏もタイトで素晴らしいです。こうしたライブ完全収録もののボックスセットは当日の疑似体験をしているかのようで、とても嬉しい時間を味わうことができて最高です。