リプリーズ移籍第1弾の1970年作。自らのレーベル『ブラザー』からの再出発だ。気合いが入っていて、いい曲が多い。アナログで持っていたので買い直しになるが、当然音が良いので内容も引き立つというもの。
やっぱりこの時期のブルース・ジョンストンは良い。次作『サーフズ・アップ』での『ディズニー・ガールズ』には及ばないまでも、本作収録の『ディードリ』は名作。『ティアーズ・イン・ザ・モーニング』も良い。
ジャケットでのマイク・ラヴの宗教家じみた風貌が若干気になるが、傑作『サーフズ・アップ』のひとつ前とあって、クオリティは高い。ラストの『クール・クール・ウォーター』の透明感も泣かせる。中盤は少し怖いが・・。転機にはふさわしい名盤だ。