Stereolab『Chemical Chords』

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ステレオラブ待望の新作。これはカラフル!

曲が短い!2分くらいの曲がひしめいている。基本はミニマルだが彩りが鮮やかなのはリズムの強さとアレンジの華やかさが原因だろう。どの曲も同様に粒が立っていて、これといった傑出がないのが逆に調子のいい証。アルバムを通してアッパーな感覚が続いていく。

解説を読むとこの4年の間に色々とあったようだが、最終的に出来上がったトラックは外を向いている。『ミルキー・ナイト』の頃の密室感ある構築音楽もいいが、今回のような方向もありだ。しかも連続で畳み掛けてくる。

元々好きな人が益々好きになるようなアルバムだ。