『カフーツ』

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71年発表のThe Band 4作目。冒頭の『Life Is A Carnival』を聴いた瞬間、「ここに僕の知っているThe Bandはいない」と思ってしまった。

アラン・トゥーサンにホーン・アレンジを依頼して制作されたこの1曲目は、いい曲なんだがイメージは違った。でもその後聴き進めていくとそうでもなく、The Band節が相変わらず奏でられているので少し安心。でも3作目までのテイストとは異なり、「普通の音」がし始めたような印象は受けた。

結果論からすると過渡期っぽいが、順を追って聴いている立場からすると、まずは変化に驚く、という感覚を持つ。ヴァン・モリスンなんかも参加していてプロダクションは豪華なんだが、染み入る渋さが薄くなってきた。やっぱり初期は強烈だったんだな。とはいえ、いいアルバムだとは思う。

前半がまずは気に入ったが、後半の魅力に追いつくには少し時間がかかりそう。ちなみに相変わらずボーナストラック入りで、4曲追加の60分勝負。