アイズレー・ブラザーズ『Brother, Brother, Brother』

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72年リリース。『3+3』の前作に当たる必殺の名作。国内盤出てたんだな。こちらはアナログの買い直し。何といってもキャロル・キングのカバーの『Brother, Brother』だ。これで完全にノックアウト。そして『Work To Do』でしょう。

 

かっこいいなあ。『グルーヴィー・アイズレーズ』ではこれのライブ・バージョンが1曲目、そして『メロウ・アイズレーズ』では『Brother, Brother』が1曲目だった。ということは両方入っているこのアルバムは必然的に名作ということになる。この間サカタケさんと行った恵比寿のソウル・バーではレコードがなかったんだよなあ。確か『Brother, Brother』をリクエストしてたっけ。

この後にリリースされているライブ盤も名作だが、まずはスタジオ盤のこいつからでしょう。ジャケットもいいんだ。アナログは顔の部分が立体になっている。98年に再発されたこのCDは音が滅法いい。リマスターはされてないようだが、まあ十分な音圧だ。それにしてもキャロル・キングのカバーを3曲も入れてしまうというのは、余程好きだったんだろうなあ。『It's Too Late』なんかはほとんど別物だし、『Brother, Brother』もこっちの方が断然いい。キャロル・キングはやっぱり素材の人なんだな。

この後怒濤の6人体制で突っ走るアイズレーはいまだに現役というのが恐ろしい。