山下達郎『RIDE ON TIME』

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山下達郎の熱心なファンではないので、持っているアルバムはごく僅かだが、99年の紙ジャケ再発が中古屋にあったので見てみると、何というカッコいいジャケット!『RIDE ON TIME』はジャケットが良くないと思っていたので、これにはやられてしまった。シングルがヒットしたのはCMがきっかけだった訳だから印象が強いのは当たり前だが、やっぱこっちのがいいよなあ。

 

内容はリマスター前なので音は正直言って少しくぐもり気味。作詞は吉田美奈子のものが多いんですね。元ムーンライダーズ椎名和夫が参加していたのは知らなかった。全体的にベースがよく鳴っているアルバムという印象。

RIDE ON TIME』はアルバムのmixでは少し落ち着き気味なんですね。それにしてもソウルが好きなんだなあ、というのがよく分かる。当時はニューミュージックと呼ばれていたので、そんなことは子供の私にはまったく分からなかったが、それでも『RIDE ON TIME』の突き抜けた疾走感には新しいものを感じた。80年だからYMOばっかり聴いていた時期だが、その前はチャートマニアだったんです。突如として現れたこの曲はラジオでよくかかってました。

後半(B面)はスローな曲が多くて少しダレてしまうが『雲のゆくえに』なんかは好きだな。雲をテーマにした曲はいいものが多いような気がします。ポール・ウェラーの『Above The Clouds』とかね。『夏への扉』も聴いているといい気分になるでしょう、車で聴くと。

まあでもやっぱりジャケットがいいな。怒られそうですけど。