ロバート・ワイアット『ルース・イズ・ストレンジャー・ザン・リチャード』

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75年リリースの3rd。リチャードというのはヴァージンのリチャード・ブランソンのことだそうだ。

オリジナルではルース・サイド、リチャード・サイドに分かれていて、ルース(6曲目から9曲目)がA面扱いだったようだが、CDでは順番が逆になっている。そのルースの方がポップで気持ちいい。ブラスなんかも入ってカッコ良くなっている。ジャケットもいいね。ユニオンのボックスもこのデザインだ。

やっぱりジャズのテイストがプログレ風味にブレンドされた感じがグッと来る。これはきっとザッパが好きだからそうなるんだろう。ザッパもある意味プログレみたいなところがあるもんな。昔バンドの合宿でたまたま自分の車に乗り合わせたプログレバンドのメンバーが、カーステでかかっていたザッパのライブに感動していたのを思い出す。「これザッパですよね。やっぱりプログレっぽいんだなあ」みたいな。『オン・ステージVol.4』だったかなあ。

プログレは余り好きじゃないのでほとんど持っていないが、結局音楽ジャンルで切り分けて聴く訳ではないので、自然とこうした音は耳に入ってきてしまう。ということで良くなってきました。この後かなりインターバルを置いてラフ・トレードからのリリース作に続いていく。