中島美嘉『BEST』

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いやあ『WILL』いいですねえ。

05年にリリースされたこのベスト盤はレンタルで聴いていたが、今回安く置いてあったので手にとった。最近ボニー・ピンクのベスト盤をよく聴いていてふと思い出した訳だ。

それにしても『WILL』はいい曲で、何といっても初期キリンジとタッグを組んでいた冨田恵一の魅力が爆発している。あのコード感と転調の素晴らしさ。何度聴いてもグッとくるなあ。中島美嘉は1stで既にピークに達していてそれ以降あんまり変わってないんじゃないかなあ。数あるバラード曲もいいがこの曲には敵わないよね。

いわゆる裸足系の歌手はビョークを筆頭に国内でも一時期頻発したが、本人は括られるのが嫌そうだった。Coccoはいいとしても確かに一青窈なんかはフェイクな感じがするもんね。大体にしてフォロワー系はカッコ悪いもんだ。先日観たジュールス倶楽部での『ヴォルタ』期のビョークは異様にカッコよかったし、他の共演アーティストをポールも含めて圧倒していたが、中島美嘉もそこまで及ばないにしろ音楽番組に出るとその異質さが目を惹く人だった。媚びないところが支持されているようだが、要するに関係ないんだよね、きっと、他の人とか。その辺りはよく分かるなあ。自分の出来ることを精一杯やるだけだもんな、何事も。

佇まいというのは意外と重要で、何とはなしに精神性が表面に出てしまうものだ。したたかさはちょっと話せば分かってしまうし、不思議にビジュアルで伝わるものだ。話し方とか表情でノンバーバルに表現してしまうんですね。これ、人と会っててもそうですよ。ですんで、実際に見て伝わるオーラというのはやっぱり大事。一度だけスティーブ・ジョブスの講演を見た時もその圧倒的なオーラは伝わってきた。身振り手振りが凄いんですね。英語は全く分かりませんが・・。

中島美嘉はカミさんも好きで、借りてきた時はラジカセでよく聴いていた。今回は遂に入手したのでまたかけてみようかな。