トーキング・ヘッズは『Speaking in Tongues』までが紙ジャケリマスター再発されていて、このアルバム以降はなかなか再発されません。ずっと待っているんですが、とうとう耐え切れずに中古を手にしてしまいました。やっぱり音が小さい。いい音できちんと聴きたいなあ。
このアルバムは85年リリースですが、何といっても当時ポッパーズMTVでPVがかかっていた曲が沢山入っていて、さながらヒット・シングル集のようです。確かリード・シングルは『The Lady Don't Mind』だったように記憶していますが、前作で事前に作り込みを行ったのに対して本作は何も持たずにスタジオに入ってメンバーとセッションしながら曲を作っていった、とデヴィッド・バーンが話していたように思います。そのためバンドサウンドがタイトになって、予測不能な展開がごく自然に行われているんですね。
その後映像を集めたLDを購入して観まくりましたが、当時のハンドメイド感覚でのデヴィッド・バーンの弾けっぷりは追随を許さないものがあったように思います。ということでこれ以降のアルバムはもう少し再発を待つことにしましょう。想像以上に音圧が小さかったのでちょっと残念。。
