テリー・キャリアー『What Color Is Love』

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先日亡くなってしまったテリー・キャリアーのこの作品はジャケットが印象的だったのでずっと気になっていましたが、こいつも3点セットで手にしました。しかも未開封。90年代の再発掘ブームの際に再評価されたようですが、ニュー・ソウル風味の静かな感じの作品です。アコースティックな趣があるのがそのあたりを助長してますね。小西康陽の推薦コメントも手にとったきっかけです。

73年リリースのようですが、ひっそりとしていてグルーヴィーかというと左程でもない。何となくカーティス・メイフィールドっぽくもあって味がありそうです。ソウル系はどうしても知識がないのでなかなか深堀できずにいますが、レコード・コレクターズのソウル・ファンクベスト100なんかを見てみると結構既に持っていたりする作品が多かったりするんですよね。因にこのアルバムも81位にランクインしています。

流れるように曲が続いていく印象があって、ややもするとそのまま終わってしまいそうな雰囲気。1曲の長さも比較的長くて初っ端から9分くらいあったりしますが、『Just As Long As We're in Love』みたいな綺麗な曲もあって聴き逃せません。アレンジが綺麗だな。ちょっと渋過ぎましたか。