すかんち『OPERA』

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すかんちで唯一持っているアルバム。恐らくプロデュースが白井良明だったのが購入の動機だったと思います。

レッド・ツェッペリンやロイ・ウッド、フーといった参照先が垣間見える微笑ましさに加えて下世話さ一歩手前の強烈なポップ感にやられてしまう逸品です。冒頭3連発の印象がとにかく強いですが、「Mr.タンブリンマン」の『Who's Next』っぽさが痛快で、70年代に対する愛情たっぷりのオマージュがビシビシと伝わってきます。

演奏もタイトで今聴いても充分通用するスピード感。その後周辺の音源も聴いてみようと思ってはや20年が経過してしまいました。。

ただ若干プラスティックで演劇的な要素にしらけてしまう面もあって、その辺りが周辺に手が伸びなかった原因でもあります。グラムロックプログレにありがちな大仰な感じから来る飽きやオマージュならではの軽さ加減が少し引き気味になってしまう一因かな。