このアップルBOXがなかったら恐らく聴くことはなかったであろうジャズのアルバム。ジャズはマイルス以外は手を伸ばせていないのが現状ですが、一時期熱心に貸してくれた先輩の影響で、若干聴きかじったくらいで、本格的には傾倒していません。
従って、今回もたまたま耳にした作品、という位置づけを出ないのですが、そもそもがリリースの経緯として「アップルの社長が熱心なジャズファンで、熱烈なオファーによりリリースが実現した」といった話のようで、この辺りがいかにもバブリーな会社の体質を物語っていると思います。
ただ、作品の質とリリースの経緯は別なので、フラットに耳を傾けてみると当然悪くはない。しかしジャズの耳になっていない自分のような不届きなリスナーには勿体無い音楽のような気がします。