これがギャングウェイ最後のアイテム。これで恐らくコンプリートだと思います。日本独自の編集盤ですね。
音の鳴りがアコースティックなので非常に聴きやすいし、後期のエレクトロポップが若干耳にうるさく聴こえていた身にとっては初期のテイストを多く含む本作の収録曲は心地よい。これがギャングウェイを大事に聴き続けている人達の拠り所なんじゃないかと思います。
3000枚限定とのことで、ジャケットにはシリアルが打ってあり、本盤は1664番でした。3000枚というのは結構な枚数で、かつてスティーヴィー・ワンダーの紙ジャケが5000枚の生産数だったとどこかで見たことがあります。それに比べるとギャングウェイあたりの知名度でこの枚数というのは多いんじゃないかと思いますが、当時は結構人気があったということなんでしょう。
どうにも煮え切らない感じのバンドでしたが、それでもこの甘いメロディの魅力には敵わない。ビートルズから始まるメロディアスなポップミュージックにハマった人は結構な確率でギャングウェイにたどり着いているんじゃないかと思います。