スモーキー・ロビンソン『Pure Smokey』

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先日亡くなったアレサ・フランクリンにしてもこのスモーキー・ロビンソンにしても、ソウル系は本当にCD化がなされていません。聴く人が少ないのかな。

こちらはスモーキーの74年リリースの2ndですが、どれを聴いても本当にいいですね。全部同じに聴こえるという意味ではジェームス・テイラーと一緒なんですが、こちらは恍惚感が違います。甘くてメロウで、山下達郎曰く「全部いい」というのも頷けます。

1stにあった何となく漂う緊張感は最早砕けて甘いスイーツのように目の前に置かれています。味わってくださいと言わんばかりに。冒頭に戻りますが、ソウル系含め、CD化がなされないジャンルはアナログを集めるしかないんですね。今は巷でアナログがブームですので、探しやすくなっているのは事実。何でも世界で一番価格が安いんだそうです。

そうなって来るとアナログプレーヤーを買い直さないといけませんね。一応聴けますが、ちょっとノイズが酷くて部分的に故障してもいて聴くのに苦労する。メディアの変遷はサブスクリプションモデルに全面移行するのではなくフィジカルなものとの共存に落ち着いて、アナログに戻っていく。この展開は予想しませんでした。