山下達郎の言う通り、スモーキー・ロビンソンはどれを聴いてもいいですね。こちらは79年リリースの8作目。何と先日聴いたYMOの2ndと一緒ですね。この落差は凄い。
乾いたストリングスが小沢健二を彷彿とさせますし、エレピの音はまるでシュガーベイブのよう。どちらもスモーキーの方が元ネタでしょうが、この辺の軽やかな感じが堪らなくスマートです。
ラストの「Cruisin'」が大分ヒットしたようですが、この辺のブラコンな感じが当時のアメリカのリアリティだったんだろうなあと思います。一方でディスコの波も押し寄せていたのでしょうが、それはこうしたブラック・コンテンポラリーと直結で繋がっていた。
しかしまだまだスモーキー探しの旅は続きそうです。亡くならないと一挙再発はないかもしれませんね。でもアレサ・フランクリンですらそうした動きはないから、これはパッケージ・メディアの終焉による功罪かもしれないなあ。