スカート『君がいるなら』

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スカートのいいところはマメにシングルをリリースするところだと思います。こうしたアーティストは結構アルバム主体だったりするので、まとまった作品で表現が痕跡を残していく。かつ今時だと、シングルを切ったとしても配信で終了というパターンも多いですが、スカートの場合はCDにもこだわっている。これはここ最近珍しいですね。そしてとてもいいと思います。

 

それにしても特典ディスクのライブ盤の方が曲数も収録時間も多いというのは贅沢ですね。昨今はパッケージメディアがなかなか売れないので、特典が益々豪華になりつつありますが、最早当然のようにライブDVDやボーナスディスクが付いてくるというのは・・。いい時代になりました。

 

楽曲の方はいつもの通りのクオリティですが、逆にこの安定加減がこの先続いていくことに若干の不安を覚えます。飽きられてしまう。新機軸がないと。かつ一皮剝ける表現形態にしていくには電子音の導入やアレンジの幅を広げるアプローチがどうしても避けられないような気がします。