しばらく前からradikoのエリアフリーを利用し始めて全国のラジオ番組を聴けるようになりましたが、その中でも一番番組的に充実したプログラムを抱えているのは京都のαステーションという放送局で、関東のインターFMやFMヨコハマのような素晴らしい存在だと思います。
堀込泰行、コーネリアス、坂本慎太郎、松武秀樹といった珠玉のアーティストの番組が並んでいて非常に嬉しいんですが、その中にスカートの番組もあって、その中で紹介されたのがこのMAGIC, DRUMS & LOVEというバンドの「メテオ・フライト」という曲でした。
バンドの存在も全く知りませんでしたが、妙に引っかかる楽曲で、やはりこれは一期一会ということで手に取ることにしました。シティポップの流れにある洒落た音楽、というだけでは語れない感じもあって、初期ムーンライダーズにあったごった煮感覚やシャネルズのような歌謡路線など、まだまだ整理は仕切れていない面も見受けられます。ただソングライターとボーカルがいい。
こうした未知の音楽との出会いがラジオの真骨頂なので、またひとつ教えてもらったような気がします。そしてこのバンド自身はまだ底を見せていないように感じるので、続いていくようなら応援したいなあと感じているところです。まだどこにでも行ける。