ジョン・コルトレーン『Lush Life』

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57年と58年の録音。コルトレーンタモリ固定観念を植え付けられて以降、積極的に聴く気になれずにいますが、本作もA面のトリオ編成だけの作品だったら恐らく手を出さなかったでしょう。B面にレッド・ガーランドポール・チェンバースといったかつてのマイルスのメンバーが参加しているから聴いているようなものです。

 

何となく真面目な雰囲気がどうしてもするのと、若干リズム感に欠ける。というよりしつこさがどうしても前面に出てきてしまうのが余り好きになれない理由なんだと思います。軽快さがない。

 

ジャズは探求するんじゃなくて楽しむもの。というのが固定観念ですが、そんなもんじゃないのかなあ。とはいえコルトレーンの中でも本作は初期の方ですので、まだ左程探求者にはなっていない。そもそも他にも色々聴いた上で判断すべきですね。

 

といいつつ、やっぱりラストの「I Hear A Rapsody」が一番好きかな。こんなんで全編通してくれればいいのに。そんな感じで今年も終わっていきます。。