3枚目は67年の音源。ラジオ出演時やライブの音源が続きますが、既に「Both Sides Now」なんかも演奏されていて、もうこのままデビューしてもいいだろう、という位のクオリティとなっています。MCも結構入るので、ジョニ・ミッチェルがまるで目の前にいるかのよう。
初期の音はやっぱり一連のフォーク歌手と左程差がないように聴こえますが、徐々にストロークの音が聴こえてきて、後のグルーヴィーな音を予感させ・・るところまではまだいってないかな。ここはやっぱり澄んだ美しい歌声を味わうべきでしょう。
ジョニ・ミッチェルは現在78歳。最近久々にインタビューに応じたそうですが、体調は改善に向かっているとのこと。歩くのには若干支障があるようですが。ジョニ・ミッチェルは永遠に生き続けるような気がしていましたが、少なくとも楽曲は永遠に残る。ここにパッケージされている音はとても瑞々しいので、聴いていると癒しを飛び越えて彼岸に辿り着きそうな気がしてきます。