73年録音の作品。デューク・ジョーダンは『フライト・トゥ・デンマーク』だけは聴いていましたが、こちらはその姉妹盤。同じメンバーの同じセッションで録音された作品です。
メンバーは下記の通りです。
デューク・ジョーダン(p)
マッズ・ヴィンディング(b)
エド・シグペン(ds)
何となく『フライト・トゥ・デンマーク』より聴きやすい気がします。72分もあるので若干戸惑いましたが、自然と音が耳に入ってくる。ピアノの音がとても優しいんですね。それがピアノ・トリオ全体の音も柔らかくしていて、非常に聴きやすい。適度に緊張感もあって、あっという間に聴き終えてしまいました。
『フライト・トゥ・デンマーク』と被っている曲もありましたが、それも含めて聴きやすく感じました。セロニアス・モンクの「ブルー・モンク」のカバーも入っていますが、あの独特のメロディがとても温かく聴こえます。包容力のあるプレーヤーなんだなあ、と実感しました。