ソニー・ロリンズ『Sonny Boy』


以前はラジオなどで気になった曲の収録アルバムを検索して、そのタイトルをメモしておいて中古CDを購入して聴く、というスタイルで音楽を聴き進めていました。でも今は配信で大方の作品は聴けるようになりましたので、これからはまずは配信で聴き進めて行きたいと思っています。まずはソニー・ロリンズの作品から。

 

アルバム名でメモしていたので、自分がどの曲に引っかかったか最早分からない、というのが難点なんですが、少なくともこの作品では前半の曲でないことは確かでしょう。2曲目の「B. Quick」や3曲目の「B. Swift」などはかなりテンポが性急で、ソニー・ロリンズの演奏も吹きまくっています。これはちょっと激しすぎて受け付けない。

 

この作品は絶頂期の56年に録音された音源を寄せ集めたアルバムのようで、前半3曲は既発曲、後半2曲が未発表曲、という構成となっています。従ってあまり脈略はないんですが、56年のソニー・ロリンズを聴く、という意味合いで味わうのが筋というものでしょう。

 

メンバーは下記の通りです。

ソニー・ロリンズ(ts)

ケニー・ドリュー(p)

ジョージ・モロウ(b)

マックス・ローチ(ds)

 

4曲目の「The House I Live In」だけはケニー・ドーハム(tp)とウェイド・リッジ(p)が加わりますが、この4曲目がスローなテンポで結構いい演奏でしたので、おそらくこれに耳が引っかかったのではないかと思います。