フィッシュマンズ『98.12.28 男達の別れ』disc 1


フィッシュマンズはずっと『空中キャンプ』と『宇宙 日本 世田谷』だけを聴いてきましたが、折に触れて時代がフィッシュマンズを振り返る機会が多くて、このラスト・ライブを収めたアルバムもラジオで耳にしてチェックしていました。

 

中古では既に高値が付いていて入手困難ですので、ここはやはり配信の出番です。この機会に聴いてみることにしました。

 

収録曲の全てを聴いていた訳ではないので、オリジナル・アルバムをきちんと聴いてから向き合おうと思っていましたが、思っているだけで何十年も経ってしまうので、そこはあまり固く考えずに聴いてみました。とてもいい作品ですね。

 

やはり別世界な感じがあって、強烈なエコーが耳に残ります。これはオリジナルからかなりアレンジが変わっているのではないでしょうか。この彼岸で鳴っているような音楽、あの世から聴こえてくるような不思議なトリップ感。こうした独特の感覚が国内のみならず海外からも支持されている理由なんじゃないかと思います。加えてやっぱりポップなんですよね。この辺りも大事なポイントです。

 

2枚目も強烈そうなので、心して聴くことにします。