ワンダーミンツ『BALI』


ワンダーミンツの作品がサブスクにない、という話は確かPINK MOON RADIOか何かで耳にしていて、そこでかかった本作収録の「cellophane」という曲をチェックしていました。先日中古でサクッと置いてあったので手にした次第。98年リリースの作品です。

 

ワンダーミンツビーチ・ボーイズのフォロワーだと思っていました。実際にメンバーがブライアン・ウィルソンをバックアップして2000年代初頭に一緒に作品を発表していましたし、『Smile』復活の立役者的な存在でもあるので、その認識で間違いないんですが、作品には意外と別の印象を抱きました。

 

まるでジェリーフィッシュピチカート・ファイヴのようで、かなり凝った音楽だと思います。根っこはポップなので聴いていて楽しいですが、あからさまにビーチ・ボーイズではない。この辺りが侮れないところですね。これは他の作品も聴かないといけないなあ。でもサブスクにはないということで。