スコラ 坂本龍一 音楽の学校 ロックへの道編第3回

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今回はビートルズからその後のイギリスのバンド群へ。やっと自分の知っている時代に入ってきた。

まず驚いたのがピーター・バラカンの解説による1959年のロックンロールスターの相次ぐ降壇。理由は様々だが、ここで一旦ロックンロールが表舞台から消えるという話。これはさすがに知らなかった。その後62年にビートルズがデビューするまで一瞬の間があったんですね。

そしてスキッフル以降のバンドブームによって出てきたグループの核にあるのが「リフ」だという話。ここで高田蓮がコメントしていたのは「リフとドラムさえあれば音楽が成り立ってしまう」という話。これはヒップホップがループとリズムトラックで音楽を成り立たせてしまう事態と酷似している。そう考えるとヒップホップは音楽じゃないと言っている輩の論拠は崩れてくるように思う。ロックだって同じじゃないか、と。

60年代に入ってピーター・バラカンのコメントも乗ってきた。次回の最終回ではいきなり『ビハインド・ザ・マスク』に話を飛ばすようだが、そこをモチーフに歴史と構造に触れていく展開に期待したい。さもないとちょっと省略し過ぎのように思えてしまうから。