ビート・クラブVOL3 1970-1972 Disc 4

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4枚目にやっと到達。これでもまだ半分だ。

何といってもCANが凄い。ボーカルはダモ鈴木だ。ホルガー・シューカイはまるでオタクの学生のよう。高橋幸宏をして「ヤキ・リーヴェツァイトのように叩きたい」と言わしめたドラムは鬼のように正確なリズムを叩き出している。それにしても何で皆上半身裸なんだろう。

そして強烈なのがウェザーリポート。この映像はLDで見ていたが、あらためて見ると鳥肌モノだ。エレクトリック・マイルスの最良の部分を切り取ってきたかのような演奏で、リズムの変わり方もスリリング。ジョー・ザヴィヌルウェイン・ショーターも渋いが、アルフォンス・ムーゾンのドラムが本当にカッコいい。表情も恍惚然としていて全体としてひとつの奇跡を見ているかのよう。もうこれだけで買って良かったと思わせるが、演奏が途中で切れてしまうので別途発売されているフルバージョンをこちらも入手するべきだな。それ以前にCDもきちんと聴いていないからジャコ・パストリアス時代も含めてチェック、チェック。