プリンス『Breakfast Can Wait』

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Amazonでフィッシュのアルバムを予約したらMP3のクーポンがもらえたので前から気になっていたプリンスの新作をダウンロードしました。

 

MP3なので音はイマイチですが、曲の方は非常にオーセンティックでいいですね。プリンスも驚く程変わらないなあ。先日高橋幸宏がEveryday Musicでプリファブ・スプラウトの新作をかけて同じことを言っていましたが、本当にかつてのアーティストが新作でかつての音を出している。これは既に芸風が確定したということなのか。きっとそういうことなんでしょう。新しいことに挑戦する意欲が薄れたというより、自信がある、あるいはこれしかできないと割り切っている、あるいは他のことをやることに疲れた、といった感じかな。まあカッコいいからいいんですが。

非常にいい曲なのでいつかCDで出して欲しいですが、プリンスはむしろリリース形態の方で先進性をアピールしているのでそれはないかもしれません。新聞のおまけにCDをつけちゃうんですから凄い。この人は音楽業界に対する不信が尋常ではないのでどうしても普通の発売を拒む傾向にあるんですが、ジョニ・ミッチェルポール・マッカートニーみたいに信用できる会社を見つけて是非リリースしてもらいたいもんです。