4枚目はシングルとなった音源を集めたもの。この時期は結構タイアップもやっていて、何とかしてムーンライダーズを売ろう、と試行錯誤していた時期でもありました。それにしたって出てきた音が「海の家」だったりするので、これはやっぱり売れないよなあ・・。
メンバー内でコンペをして曲を選ぶのもライダーズの特徴なんですが、「海の家」でも「ニットキャップマン」でもそうしたプロセスを経ている。この辺りはソングライター集団の強みですが、その結果アウトテイクも出たりして結果的にバンドの背景に奥行きが出てくる。
シングルのカップリング曲をアルバムに入れないのも特徴なんですが、「おかわり人生」も「ぼくはタンポポを愛す」も渋い曲ですね。「9月の海はクラゲの海」のミックス曲は音的にはカッコいいけどやはり不要かな。
