2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

トッド・ラングレンズ・ユートピア『Benefit For Moogy Klingman』disc 6

ラスト。ムーギー・クリングマンが亡くなって3日後のステージを収録した映像版ですが、いくつか気付くことがあります。 まず衣装がちゃんとしている。1月公演ではトッド・ラングレンなんかはボーダーのTシャツ姿で演奏していました。今回はサイケデリックな…

トッド・ラングレンズ・ユートピア『Benefit For Moogy Klingman』disc 5

5枚目は2011年1月公演の映像版です。在りし日のムーギー・クリングマン以下、往年のユートピア初期メンバーが動いて演奏している。それだけでも貴重な映像ですが、ムーギー自身はこれを最後に恐らく映像としては残っていないのではないでしょうか。最後の最…

ジョン・コルトレーン『Stardust』

コルトレーンにずっと手を出さなかったのは、タモリがよく「嫌いだ」と口にしていた影響が何気に大きくて、「コルトレーンがジャズを真面目なものにしてしまった」というような趣旨のことを発言していたのが印象に残っていました。 実際、ジャズをほとんど知…

トッド・ラングレンズ・ユートピア『Benefit For Moogy Klingman』disc 4

CDとしてはラスト。11月公演の後半ですが、冒頭の「Do Ya」は3枚目の最後と曲が被ってました。こうした基本的なミスがあるところも可愛らしいですね。 トッドの場合は、昨年来日してキャリア50年を総括するコンサートをやったばかり。散々迷って行かなかった…

トッド・ラングレンズ・ユートピア『Benefit For Moogy Klingman』disc 3

ユートピアのライブ3枚目。公演が行われた2011年11月18日はムーギー・クリングマンが亡くなって3日後のことだそうです。これはどう考えても公演自体はあらかじめ予定されていて、その直前に天に召されてしまったと考える方が自然でしょう。何ということか。 …

Alfred Beach Sandal + STUTS『ABS+STUTS』

テレワークでずっとラジオを聴いていることが多いんですが、先日たまたまKIRINJIの「真夏のサーガ」がかかって耳を奪われていたら、その次にかかったのがこのミニアルバムに収録されている「Horizon」という曲でした。早速調べてAmazonで購入しました。 娘と…

ケニー・ドーハム『Quiet Kenny』

こちらもラジオで紹介されたタイトル。59年の録音です。メンバーにポール・チェンバースが入っていて、ここでもマイルスのオリジナル・クインテットのメンバーに出会うことができます。ピアノはトミー・フラナガンです。 先日タモリの若い頃の番組をYouTube…

トッド・ラングレンズ・ユートピア『Benefit For Moogy Klingman』disc 2

2枚目は2011年1月29日のニューヨーク公演の後半になりますが、「The Wheel」「The Last Ride」「Just One Victory」「Son of 1984」と70年代中期の従玉の選曲で、タイトルを見ただけで昇天しそうになります。 この辺りは2010年に『Todd』や『Healing』などの…

トッド・ラングレンズ・ユートピア『Benefit For Moogy Klingman』disc 1

ここ最近家の中で話しているのは、生活スタイルが昭和の頃に戻ってきている、ということです。かつて生活環境はそんなに便利ではなかったし、人もそんなにいなかった。いつからかそれが過剰に多くなって、過剰に便利になって。この変化は震災後にも一時期感…

カーネーション『草月ホールのカーネーション』disc 2

2枚目はホーン陣をゲストに招いてのライブ。当然ながら選曲が変わります。この趣向は面白いですね。 こちらの方が演奏が派手です。勢いが漲っていて、ストリングスのライブとはまた異なる雰囲気を醸し出しています。この対比を狙っていたんだとすれば、この…

カーネーション『草月ホールのカーネーション』disc 1

ご飯を食べるように音楽を聴いていく。今日は母の四十九日です。 カーネーションの昨年行われた草月ホールでのライブが作品化されました。2日間開催されて、初日がストリングス、二日目がホーンとの共演だったんですね。結構趣向を凝らした内容だったんだな…