ライラック・タイム『lilac 6』

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ティーヴン・ダフィ率いるライラック・タイムの2001年リリース6作目。ジャケットがXTCの12インチシングル『Grass』のようで、ずっと気になっていました。

 

ライラック・タイムは『& Love For All』でアンディ・パートリッジのプロデュース作をリリースした経緯もあるので、こういった形でXTCにオマージュを捧げるのは自然な流れかもしれません。音の方はどうかというと、冒頭の楽曲でアコギがきっちり鳴っているので、一応それらしい雰囲気は出ているようにも見受けられます。

 

それにしても、結構音が強かった。消え入りそうなネオアコの静かな静かな佇まい、という印象がライラック・タイムの陰の側面としてあって、本作もその一部かと思っていたので、案外と音が強めなのに少したじろぎました。