朝日美穂7年ぶりの新譜。ミュージックマガジンで発売を知って即注文しました。前作の『ひつじ雲』もとても良かったので期待して聴きましたが本当に期待通り。良い作品です。
子育て中の気持ちを綴った歌が多いですが、基本的にこの方には鈴木さえ子のような可愛さと鋭さが同居した独特の感性と表現力が備わっているので、どの曲も世の中に引っ掛かる個性を持っています。
一瞬最近のKIRINJIのような感覚がよぎるのはプレーヤーが重複しているからか。リズム隊で千ヶ崎学と楠均が全面的に参加しています。打ち込みが目立つのでそう思うのかもしれません。
淡々としてカッコいい。不思議な立ち位置ですが永久に残る作品を次々に残してくれていると確信しています。