2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ムーンライダーズ『Tokyo 7』

ムーンライダーズの新譜がとてもいい。本人達も自信作のようだが、実際ミニアルバムの6曲を含めて20曲近くを瞬く間に録音している勢いは、80年代初頭、あるいは20周年の頃の仕事量に匹敵する。 とにかくギターがよく鳴っている。その上、全体の印象は軽やか…

高橋幸宏『Wild & Moody』

84年作品。『薔薇色の明日』と『Once A Fool』の間に位置するミニアルバムだが、再発の際は手が伸びなかった。でも、少し前にアナログを引っ張り出して聴いていたりしていたので、何となく気になっていたところに中古屋で発見!買う気がなくて入ったんだが、…

ザ・ビートルズ『Past Masters』

やっと全部聴きました。ビートルズはシングル曲をアルバムに入れない方針だったので、『Past Masters』はさながらベスト盤、あるいは未発表曲集といった趣。であるからして、いい曲が詰まっている訳で。ビートルズのシングルB面の良さはピーター・バラカンが…

ザ・ビートルズ『Let It Be』

ラスト・アルバム。こりゃあ驚いた。 元々何か色々と喋っている音が入っているアルバムだったが、今回それがかなりクリアに聴こえる。『Get Back』の前後ってこんなに喋ってたっけ?『Dig It』の始まり方はこうっだった?といった細部の発見が非常に多かった…

ザ・ビートルズ『Abbey Road』

実質的なラスト・アルバム。69年の作品だが、音は既に70年代に突入している。密度の高いアルバムなので、通して聴くと充実感がある。 一番好きなのは『Here Comes The Sun』かな。ジョージ・ハリスンは後半本当にいい曲を書くようになった。 後半はメドレー…

ザ・ビートルズ『The Beatles』

1968年リリース。やっと自分が生まれてからのアルバムに辿り着いた。この2枚組をリアルタイムに体験した人は、次々と現れるめくるめく名曲群に目眩がしたことだろう。それくらい好きな曲が多いアルバムだ。 色んなタイプの曲が入っているが、実は『Blackbird…

ザ・ビートルズ『Yellow Submarine』

同名アニメ映画のサントラで、リリースとしてはホワイトアルバムの後に出ているが、内容的にはそれより前の楽曲群なので、まずはこちらから聴いてみた。 再録も2曲くらいあるが、ここでしか聴けない曲は粒揃い。この価値に気付くのが随分遅かったので、ビー…

ザ・ビートルズ『Magical Mystery Tour』

同名のTV番組のために作られた曲にLP未収録のシングルなどを寄せ集めた作品。ではあるが、素晴らしい曲が沢山入っていて、一瞬たりとも聴き逃せない。ビートルズで一番最初に買ったアルバムがこれでした。 お目当てはFMで聴いてぶっ飛んだ『Strawberry Field…

ザ・ビートルズ『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』

実はこれも持ってなかったアルバム。名盤ともてはやされる割にはビートルズらしくないし、快感度も足りないと思っていたからで、実は各方面でそういった言説もある。と思ったら、このリマスターは凄い! 同じような経緯と感覚を青山陽一がブログで書いている…

ザ・ビートルズ『Revolver』

ビートルズに目覚めて最初に買ったのは『Magical Mystery Tour』だったが、2番目は『Revolver』だった。何といっても『Tomorrow Never Knows』が衝撃的だったからだ。 この音楽にはやられた。聴いた当時でも既に15年前くらいだったと思うが充分現代的で、何…

ザ・ビートルズ『Rubber Soul』

65年リリースのこの作品から買い直し。やはりこのアルバムからレコーディングにメンバー達がこだわり出したということもあり、格が違う。ステレオで色んな音が左右に割り振られることもあって、聴いていると世界観に目眩がするようだ。 既に旧商品は売り払っ…

ザ・ビートルズ『Help!』

65年リリースの5作目。ここまでが持ってなかったアルバムだ。自分の中では「初期」ということで意識的に避けていた時期のもの。タイトル曲の印象が強いが内容は室内楽みたいだ。ロックンロール然とした曲はラストのカバー曲『Dizzy Miss Lizzy』くらいしかな…

ザ・ビートルズ『Beatles For Sale』

64年にもう1枚アルバムを出しているというハイペース。多忙なスケジュールの中で、オリジナル曲の占める割合は元に戻った。ということで『Mr. Moonlight』みたいなカバーが入ってるんだな。 ジャケットもそうだが、音の方も既に憂いを帯びてきていて、成熟の…

ザ・ビートルズ『A Hard Day's Night』

64年リリースの3rd。まだ自分の生まれる前だ。 このアルバムから4トラック・レコーディングということで音がスッキリしてくるが、聴いていてインパクトが弱く感じた。整理され過ぎていて勢いが削がれている。ドラムの音もベースの音も何となく軽くて、ボー…

ザ・ビートルズ『With The Beatles』

63年リリースの2nd。音が厚い!迫ってくる!1stではそんなに音圧は感じなかったので、やはりビートルズだからリマスターも落ち着き気味に音を作っているのかな、と思っていたらこちらは目の前で演奏しているかのようだ。 ダブルトラッキング・ボーカル、いわ…

ザ・ビートルズ『Please Please Me』

予約していたビートルズのステレオBOXが届いた。14枚組という圧倒的なボリューム感。なかなか聴く時間がとれなかったが、やっと1st。32分しか収録時間がないのに不思議と長く感じるのは密度が濃いからだろう。1曲2分くらいの中に物語が凝縮されている。 ビー…