ムーンライダーズ『ゲゲゲの女房のうた』

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同名の映画版テーマ曲シングル。WORLD HAPPINESSで披露済みだったので何となく曲は覚えていたが、印象は大分違って音が厚かった。メロディが若干弱いのか、ライブでは線が細い曲に聴こえたが、ムーンライダーズの場合はボーカルを演奏がかき消していくようなバランスで録音することが多いので、結果吉と出た。かっこいいですね。

 

カップリングの『くれない埠頭2010』。これもWORLD HAPPINESSで聴いたバージョン。これはオープニングだった。丁度夕暮れ時で、何といういい雰囲気で・・等と感激していたが、スタジオ録音盤の方は音が厚い分、重く聴こえる。バンド演奏の元気な明るい面が出ていたのが『Tokyo7』までだったとすると、それ以降は演奏力をダークな側面に使い出した感じがする。これは放っておくと恐ろしいことになるぞ。『ムーンライダーズの夜』みたいなことになってしまうのでは?そこにエネルギーを使うとその後休養が必要になる。そうすると現在の活発な活動が望めなくなって・・なんて悪く考えることはやめよう。

しかし、そこに小島麻由美がいる、という事実。シリアスな局面にマドンナが・・。不思議なバランスだなあ。